
大阪に住んでいる方でも中之島線を利用している方はどれだけいるでしょうか?
私は通勤手段として利用しているのですが、運行ダイヤなど不遇な扱いを受けています。
それだけ利用者が少ないという事なのでしょうが、今回はそんなマイナーな中之島線についてお勧めポイントをご紹介したいと思います。
中之島線とは
中之島線とは名前の通り、大阪市北区の堂島川と土佐堀川に挟まれた中之島を東西に貫くように走っている路線の事で、2008年10月に開業されました。
”2025年の大阪万博に合わせて延伸するかもしれない”との情報がありますが、まだ確定ではないようです。
なぜ中之島線の利用者が少ないのか
一番大きなポイントは京阪本線とかぶっている天満橋駅を除くと他線との連絡がない(しにくい)という事だと思います。
京阪本線では、「モノレール」「JR環状線」「大阪メトロ4線」に連絡がありますが、中之島線では連絡通路があるのは「渡辺橋~肥後橋」間のみとなっています。
梅田や心斎橋、天王寺や新大阪など大阪の主要な場所へ行くには大阪メトロとの連絡が重要になってくるので、他線との連絡がないというのは大きなデメリットだと思います。
不遇の中之島線
利用者が多い方を優遇するのは当然の事ですが、ダイヤに関していえば中々の不遇っぷり。
- 中之島駅発の特急・快速急行・急行がない
- 事故などで電車が遅延した時は淀屋橋方面の電車が優先される
不遇ポイントその①
中之島駅発の電車は準急・区間急行・普通のみで、土日は普通のみの運行となっています。
また、準急であっても大体京橋駅で淀屋橋から来る電車との連絡の為にホームで数分停車する事が多々あります。
不遇ポイントその②
電車が遅延した際は電車の発着掲示板もあまり上手く機能していない事が多く、次にどこ行きのどの電車が来るかは中々分からない事が多いですよね。
とりあえず来た電車に乗って、京橋で中之島行きとの連絡電車がないか確認してみるのですが大体ありません(泣)
いつ来るかも分からない中之島行きを待っている時間も無いので、そんな時は淀屋橋行きに乗って黙って歩くのです(笑)
意外と便利な中之島線
- 肥後橋と連絡のある渡辺橋
- 梅田に近い大江橋
お勧めポイントその①
京阪本線から連絡のない四つ橋線の駅である「肥後橋駅」はオフィス街なので求人が多いんです。
今までは淀屋橋→本町(御堂筋線)→肥後橋(四つ橋線)と行くか、淀屋橋駅から歩くか…という選択肢でしたが、
淀屋橋駅よりも近い場所に渡辺橋駅が出来たので、気軽に歩ける距離となりました。
お勧めポイントその②
淀屋橋駅から御堂筋線で一駅のれば梅田駅なのですが、実は淀屋橋駅よりも大江橋駅の方が近いんです。
大阪駅前ビルのあたりだと歩いて10分ちょいで着いてしまいます。
どれだけ近いかというと、方向音痴の私が行きにGoogleマップで歩いた道を帰りはマップ無しで辿り着ける位近いです(笑)
京阪線利用者が梅田へ行こうと思ったら、「京橋駅からJR環状線」「天満橋駅から谷町線」「淀屋橋駅から御堂筋線」の3パターンだったのですが、「大江橋から徒歩」を利用すれば乗り換え無しで梅田へ行くことが出来ます。
「徒歩が嫌なんだよ!」という方もいるかもしれませんが、京阪から地下鉄やJRまでの乗り換えで歩く事、乗り換え分の運賃を払う事を考えれば「大江橋から徒歩」という選択肢は十分アリなんじゃないでしょうか。
最後に
最初は京阪本線の北浜駅・淀屋橋駅と目と鼻の先に駅を作って何考えてんだ、そりゃ利用者少ないよ。
なんて思っていましたが、今ではとても重宝している路線となりました。
大阪万博に合わせた延伸で利用者が増えるのか、変わらないのか、そもそも本当に延伸するのか…
先の事は分かりませんが意外と便利な中之島線、ぜひ一度利用してみてください。